前モデルよりも遥かにスムーズな操作性

まず、吉田氏はRing ZEROを指にはめた手でジェスチャーを描き、スマホでの音楽再生、カメラの撮影、キーロック、テレビ・照明のオンオフなどを実際に見せてくれた。

音楽再生ではボリュームもジェスチャーでスムーズに変更できる。また、照明(フィリップスのHue)は単にオンオフするだけでなく色の変更も可能。また、写真の撮影では空中で「3」と書くと3秒、カウントダウンしてシャッターを切ってくれるので、集合写真の撮影などにも便利そうだ。電波の到達距離もRingより伸びて、10~20m程度はOKとのこと。スマホを遠くに置いても遠隔で撮影できる。

指にはめたRing ZERO

Ringのコントロールデモに使われた様々な機材

また、最近ではRingに対応したiOSゲームも作られているようで、ジェスチャーでのゲームプレイを見せてくれた。Oculusにも対応し、専用ゲームもあるという。

これらが、スムーズにコントロールされるさまは、まさに魔術師のようだ。

それにしても、ZEROは前機種よりもスムーズにレスポンスしている気がする。僕は初代の発売時もデモを見せてもらったのだが、そのときのデモのではもっと1つ1つの機器を慎重なジェスチャーで操作していた記憶がある。

性能面だけでなくデザインも変更。前のRingは金属製で銀色だったが、白や黒のプラスティックになったのだ。説明を聞く僕の前には新しい白と黒のRingが全サイズ(3サイズ)並べられていた。

色は白と黒。素材が金属からプラスティックになったので印象が大きく変わった

横から見たところ。ボタンの反対側がやや厚くなっているのがわかる

ジェスチャーするときに触れるボタン

サイズは3サイズ

内側にはめてサイズを調整する器具が4つ付属する

Ring ZEROはこんな箱に入っている