個人的にはデザイン面よりも、スマートフォンでは初となるLTE-Advanced対応が気になるところだ。最高通信速度もさることながら、ドコモのネットワークでは高度化C-RANアーキテクチャによる基地局制御により、混雑時の快適さや移動時のハンドオーバー処理がかなり違うはずなので、ユーザーの利便性という点では今回のアップデートで最も大きな点になるだろう。au版との比較も含めて注目している。一方、LTE-Advancedへの対応が遅れているソフトバンクが販売キャリアに加わらなかったのは象徴的でもあると感じられた。

日本国内ではiPhoneが圧倒的な強さを見せており、Android界隈でも先駆的なユーザーはNEXUSシリーズなどのSIMフリー機に人気が集まっている。かつてGalaxyといえばAndroid端末のフラッグシップとも言える時期があったが、近年はやや精彩を欠いていた。Galaxy S6シリーズの投入により、巻き返しを図れるのか、注目したい。