最終的にはアプリ次第
これを言ってしまうと全部「わかりませーん」と投げ出してしまったようなものなのだが、最終的にApple Watchが新しいライフスタイルを生み出せるのか、普及するのかという点については、アプリ次第というのが答えだ。
たとえばiPhoneが登場する前まで、SNSがここまで普及し、写真が毎日数千万枚もアップロードされ、自撮り棒がバカ売れするような世の中になると予想した人は、筆者が知る限りは一人もいなかったはずだ。
Apple Watchも、現時点で「こうなるだろう」と予想できる内容の多くは、現在のITの常識を基にしたものにすぎない。これから登場するソフトウェアによっては、思いもよらなかった使い方が生まれてくる可能性もある。
ひとつだけ筆者が感じるところを述べると、アップルはApple Watchに対して、フォースタッチやTiptap Engineといったハードウェア面でも、スケッチなどのソフトウェア面でも、アナログチックな、感性に訴えかけるような機能を多く投入しているように感じる。Apple Watchのアプリでも、こうした感性に訴えるようなアプリが流行るのではないだろうか。