着脱機構と4つのスタイル

「dynabook R82」は、通常のノートPCやタブレット単体の使い方のほか、「スタンドスタイル」「拡張タブレットスタイル」を加えた計4つのスタイルで使用できる。

ディスプレイ部をノートPCとは裏表逆にキーボードドッグに装着する「スタンドスタイル」は、映像鑑賞時や対面する相手に画面を見せる時などに便利。その状態でディスプレイを畳むと画面が表になる「拡張タブレットスタイル」になる。

キーボードを一緒に持ち運んだ状態でタブレットとして使用できるほか、キーボード側に装備された有線LANやD-Sub端子と行ったインタフェースをフルに使用できることがメリットだ。

スタイルを変更するための脱着だが、キーボードドッグのヒンジ部分にあるスライドレバーをスライドすれば、そのままディスプレイ部が引き抜ける構造になっている。キーボードドッグに重みがあるので、片手で持ち上げて引き抜くことが可能だ。

ただしドッキングは2本の支柱の位置を確認しながらおこなう必要があり、コツをつかむまではスムーズにはいかなかった(慣れれば片手でドッキングできるようになったが)。

キーボード面にある着脱用のスライドレバーを引いた後、ディスプレイを外すことができる

取り外した後のキーボード。端子が90度あたりで固定されたままむき出しの状態なので、そのままカバンなどにしまうのには不向き。キーボードを一緒に持ち運ぶ際はタブレット部とドッキングした状態にしたほうが無難だ

スライドレバーはヒンジと同色でデザインを損ねない

タブレットとキーボードドッグを固定するための支柱は、硬くがっちりとしている。逆に通信コネクタ部分は完全には固定されておらず、開閉や衝撃のストレスの影響を受けないようになっている