タブレットとキーボードドックの接続は、マグネット式ヒンジの「Acer Snap Hinge」によって行われる。マグネット接続と聞くと不安を覚えるかもしれないが、かなりしっかりしているのでご安心を。
クラムシェル状態でも、普通のノートPCと遜色ない感覚で開閉できる。タブレット部分だけ、もしくはキーボード部分だけを持った場合も、接合部外れて片方が落ちるようなことはまずない。「最大2.8kgの荷重にまで耐える」とうたっているだけのことはある。
これだけ強力にくっついているのに、タブレットの上端部をつかんで反対の手でキーボードを押さえつつ画面を傾けるように持ち上げれば、するっと外れる。接続時は、キーボードのヒンジ部分とタブレットの接続穴をある程度近づければ、マグネットパワーで吸い込まれるように合体してくれる。
11.6型液晶の小型モデルながら、キーボードのキーピッチは約19mm(実測)を確保しており、ストロークは深めでタイプすると軽いクリック感があって打ちやすい。キーボードの右端部分にあるエンターキーやバックスペース、「\」キーなどが少し狭くなってしまってはいるものの、「慣れ」で解決できるだろう。また、右下のカーソルキーと「PgUp」、「PgDn」キーをうまく組み合わせて、独立キーが多いのも使い勝手がよい。タッチパッドは面積が広く、カーソル操作も行いやすい。