オレのギーク度を再考

さて、今回はこのFx0のデザインのギーク度を考えてみたい。それ以前に「オレはギークなのか?」という問題もあるかも知れない。

「オレはギークなのか?」

オレにギークを語る資格はあるのだろうか?

ちょっと昔を振り返ってみよう。

昔、日本文芸社の出版部長M氏に会ったときに、「この偉大なオレに本を書かせろよ」という話をしたら、「今、本を書かせるのは無理だが、パソコン雑誌の編集長になってくれ」と言われ、実際に「ハッカー」というパソコン雑誌の編集長になった。

これはギークというよりは「ワガママ」エピソードかも知れない。

「そうだ!」何かに気がついたオレ

Macintoshを初めて買ったのもハッカーの編集長だったころだ。Macは初期のMac Plusから使っていて、これはハードディスク込みで70万円程度だった。

そして、その後、Macintosh IIciを100万円ぐらいで買って、DTPを始めた。当時、アップルのジョブスはMacで出版分野で革命を起こそうとしていて、LaserWriter II NTX-Jというポストスクリプトのプリンタも発売したりしていた。こうして、「PC PLUS ONE」という雑誌をDTPで作り始めたわけだが、当時はマック雑誌でもDTPで作っているのは「Mac Life」ぐらいだった。

うーん、これはギーク的かも知れない。オレにもギーク性を評価する資格はあるかも知れない。

Fx0の外観はギークを満足させるか

Fx0のボディは今までの僕の見てきたスマホとは明確に違うデザインだ。内部が透けて見えるスケルトンデザインなのだが、この外装のカラーは黄金的なカラーでちょっと神々しい。

背面カバーは外しやすく、バッテリが交換しやすくなっている。また、SIMやmicroSDメモリにアクセスしやすいが、SIMフリーではない。

このバッテリはセット時にスペックではなく、メーカー名などが見えるようになっており、バッテリ部分も外観、デザイン的に配慮されているのを感じる。

背面。バッテリの文字は美観を配慮している

そして、単純にスケルトンであるだけで終わらせていない。この透けて見える内部に特徴的なものを配している。それがゴールドの独自カラーのネジだ。ボディをよく見ると、このネジがデザインのアクセントになっているのがわかる。

デザインアクセントとなっているゴールド色のオリジナルネジ

そして、よく見ると物理ホームボタンにFirefoxのトレードマークの刻印があるのに気がつく。ホームボタンなので、サイズが小さく、これがトレードマークであることに気がつく人も少ないかも知れない。このトレードマークはもう少し目立つようなカラーリングにしたほうがよかったのではないか? と思う。

やや見にくいが、ホームボタンにはFirefoxのマスコットの刻印がある

Firefoxのマスコットのキツネ(フォクすけ)

ホームボタンのトレードマークを除けば、Fx0はかなり先進的なデザインになっている印象を受ける。しかし、先進的なデザインが必ずしもギーク的でもないかも知れない。