最近のスマホ界は停滞しているのではないか? ビジネス的には停滞していないかも知れないが、「これは!」と毎年、いや半年、3カ月、究極的に言えば毎日、毎時、毎分、毎秒のようにオレたちの心をゆさぶる革新を見せ続けてきたスマホが、ただのオッサンたちの金儲けの道具になりつつあるのではないか? と危惧してしまうところがある。これはオレが刺激ジャンキーだからか? アドレナリンが出すぎるのがオレの罪だろうか?
そんななか、とある発表会でKDDI(au)の田中プロがおかしなことを言い始めた。
「この端末はショーバイ抜きで考えている」
まるで、オレのココロの中を見透かしたような発言。さすがはKDDIの社長にまで登り詰めた男だ。
そして、この発表会で発表されたのが「Firefox OS」を搭載した「Fx0」という端末だ。
Fx0のキーワードは「ギーク」
このFirefox OSというのは、WebブラウザのFirefoxをOS化したもので、HTML5やJavaなどでプログラムを組むことができ、圧倒的にプログラムが組みやすいという。iOSやAndroidとは少々、毛色が違うOSなわけだ。CPUパワーが加速する今日では、HTML5で実用的な速度で動くアプリが作れてしまうわけで、そう考えるとまさに「次世代のOS」とも言える。
そんなわけで、発表会では「ギーク」向け端末という言葉がよく使われ、日本人のギーク女優なども交え、Fx0で開発したプログラムがいくつか発表された。Fx0のキーワードはギークなようだ。