11月19日にパシフィコ横浜にて、ソフトウェア・モデリング+ロボット制御を題材としたコンペティションの全国大会「ETロボコン2014チャンピオンシップ(CS)大会」が開催された(画像1)。いつもなら事前に行われる地区大会の中から、筆者地元の東京地区大会をお届けしてきたのだが、ちょっと今年からは趣向を変えて、CS大会のリポートをお送りする前に、まずは各地区大会のCS大会進出を決めたチームの紹介や各地区大会の模様からお届けしたい。
2014年のETロボコンの特徴は、2部門3クラスとなったことだ。従来のETロボコン、2013年からは「デベロッパー(D)部門」と呼ばれていた競技は、D部門の「プライマリー(P)クラス」と呼ばれるようになり(画像2)、新たに同部門により上級の「アドバンスト(A)クラス」が新設された(画像3)。そして、2013年からスタートし、昨年のCS大会で大好評だった「アーキテクト(A)部門」だ。
その内訳は、初めてETロボコンに挑戦する初級エンジニアのためのクラスがPクラスで、挑戦が2回目以降となる中級以上のエンジニア向けがアドバンストクラス、同じく中級以上向けでフリーパフォーマンスを行うのがA部門である。アドバンストクラスが新設された経緯などの詳細については、2014年2月に行われた発表会のリポート記事をご覧いただきたい。