機種変更がお得になる「au大好きプログラム」

現在、スマートフォンの買い方は端末代金を24回に分けて支払う分割払いが一般的だが、新機種に買い換えたいとしても、残債が残っているために乗り換えない、という人が増えている。特に頻繁に機種を変えたい人への障害を取り除くために、新たに「アップグレードプログラム」を提供する。

端末の分割支払いの残金をKDDIが負担するアップグレードプログラム

継続することで、18カ月使えば次の端末に残債を残さずに乗り換えられる

このプログラムは、18カ月以上の利用期間後に、次の機種に乗り換えた場合に残債を無料化するというもので、端末代金の支払いが残っていても次の機種に乗り換えやすいようにした。24回払いで月額300円を支払うこと、既存端末は返却し、新たな機種に乗り換え、そこでさらにアップデートプログラムを利用すること、といった条件がつく。

当初はiPhone 6やINFOBAR A03など4機種が対応。今後は、想定するユーザー層の要望が大きそうな機種を中心に対応端末を増やすそうだ

月額料金が必要であり、18カ月では5,400円が必要になるため、18カ月での残債が5,400円以上になる場合にはお得になる。24回の支払いが終わった後もプログラムを利用する限り月額300円の支払いは継続するが、プログラムを利用した機種変更を行った場合、それまでに支払った月額料金はすべて返金(au WALLETへの返金)が行われる。

分割代金の残債がなくなった場合は月額料金は返金される

auを継続する限りは「本当にお得」になるプログラムだと田中社長は強調。継続が前提となるため、田中社長は「勝手に"au大好きプログラム"と言っている」とアピールする。

こうしたプログラムは米国の通信事業者も提供しており、同社ではこうしたプログラムを参考にしたとしている。18カ月という期間については、ユーザー調査で出てきた数字としており、当初は頻繁に端末を変えたいというユーザー向けに提案していくという。