KDDI初のシニア向けスマートフォン
同社としては初めてのシニア向け、ジュニア向けのスマートフォンも投入する。田中社長は、これまで年齢を問わず共通した端末でスマートフォンへの移行を図ってきたが、スマートフォン契約者が52%を超えて伸びが鈍化し、特に60代で28%、小学校低学年で28%と、スマートフォン普及率の低い年代への訴求には、各年代に合わせた端末が必要だと判断した。
シニア向けスマートフォン「BASIO」は、持ちやすさや使いやすさを追求。着信時には通話ボタンが光って迷わずに電話に出られるといった配慮を加えた。ホーム画面のボタンも大きく明確にしたほか、頻繁に連絡する連絡先を3件登録してすぐに呼び出せるようにした。「買ったその日から使える」(同)がコンセプトだという。
コンテンツ配信のauスマートパスもシニア向けに文字を大きくしたり、シニアが使うようなアプリやクーポンが表示されるようにするなどの工夫を加えている。
画面が振動して音が聞こえるスマートソニックレシーバーを採用したことで、音がくっきり聞こえ、話しやすい上に、高音質のau VoLTEに対応したことで、音声品質も改善している。
今回、この3機種がau VoLTEに対応。前回が大型ディスプレイを搭載した2機種だったが、新機種はコンパクトサイズやシニア向けをそろえて、対応機種のバリエーションを充実させた。
BASIOを購入した55歳以上のユーザーに対しては新たな料金プラン「シニアプラン(V)」も提供。700MB分のデータ容量を含む基本使用料3,980円(誰でも割適用時)で提供する。これにLTE NET料金300円が含まれるため、月額の基本料金は4,280円となる。通常のカケホとデジラなどのプランも選択可能。
また、BASIO発売記念として、サポートサービスの「auスマートサポート」の加入3カ月までの利用料金3,000円を無料にするキャンペーンを実施する。4カ月目からは月額380円が必要だが、それまでは無料で使い方などのサポートを利用できる。