25000件以上の詐欺・迷惑電話番号をリスト化
セーフ コールに使われる詐欺・迷惑電話の番号リストは、トビラシステムズから提供されたものを使用する。トビラシステムズは、詐欺・迷惑電話番号を独自に収集しており、25,000件以上の番号をリスト化している。このうち、携帯電話向けに詐欺・迷惑電話をかける業者の番号などをカスタマイズしてセーフ コール向けに提供する。
トビラシステムズは2010年から事業を開始し、固定電話向けに自社サービスをスタートしている。ワイモバイルが提供する固定・フィーチャーフォン向けの「迷惑電話チェッカー」などへのデータベース提供も実施。利用者も10万ユーザーを突破した。迷惑電話チェッカーは、複数の自治体などにレンタル提供されており、利用者の拡大に繋がった。独自の迷惑電話番号解析アルゴリズムと人の手による検証で精度の高い番号データベースを構築しており、迷惑電話識別率は97%以上だという。
迷惑電話チェッカーなどは、未登録の番号からの着信で詐欺・迷惑電話と判断された場合、その番号をトビラシステムズ側に提供し、それを元にデータベースの拡充が行われているが、現時点ではセーフ コールで着信番号は取得されず、端末に保存された電話番号リストと照合する。マカフィーとしては、着信番号を収集することに対するプライバシーとの兼ね合いを考えているとのことで、今後、ユーザーの同意を元に詐欺・迷惑電話と判断された番号を提供してもらう機能も検討している。
なお、端末側に配信される電話番号リストは、トビラシステムズ側が1日に数回の頻度で更新し、それをマカフィーが定期的に配信する形になるという。