価格は性能相応に
今回のハンズオンは時間が限られており、Nexus 6に触れられたのは正味10分ほど。そのうえネットワーク環境も悪く、ネットワークに接続できないなどの悪条件が重なってしまった。このためすべての機能を試せたわけではないが、短時間の中でもNexusシリーズのフラッグシップにふさわしい、完成度の高さを感じることはできた。
国内では12月上旬以降、Google Playで販売されるSIMフリー端末と、ワイモバイルから販売されるものの2通りになる。前者はストレージ32GBで7万5,170円、64GBで8万5,540円と、これまでの「安くて高性能」なNexusシリーズのイメージからするとかなり高めの値段設定となったが、これまでが破格の安さだっただけとも言える。価格は性能相応だが、Google Play版とワイモバイル版のどちらを選ぶかは悩ましいところだ。
直接の競合機種としてはXperia Z3 Ultra、GALAXY Note Edge、AQUOS ZETAなどが挙げられるが、Nexus 6は最新のAndroid OS 5.0にすぐ触れられる点や、無駄なサードパーティ製アプリがないクリーンな環境が好ましい。今冬にAndroid端末の購入を考えている方には魅力的な選択肢になるはずだ。