ファブレットでも最大級の端末のホールド感は?

6インチ級というと、いわゆるファブレットの中でも最大級に属するが、正面から見ると普段使っている5.5インチのiPhone 6 Plusと比較して、そう大きく変わった感じはしない。しかし手に持ってみると、裏側の中央が膨らんだ形状になっているため、手に感じる厚みはかなりのものがある。重さは184gで、iPhone 6 Plusより12g重い。ただし厚みがあるせいか、持った感じからすると不安なほど軽く感じる。ボディにアルミシャシーを採用したことが、軽量化に大きく貢献しているようだ。

iPhoneを始めとするアップル製品のデザインに慣れている身としては、もう少し重さを感じるほうが、ガジェットとして「詰まっている」感があっていいように思うが、全体に安っぽさはまったく感じられず、手堅く高級感のある端末に仕上がっていると感じられた。ただし厚みはそれなりにあるので、特にケースを付けてしまうと、ポケットに入れる際には苦労しそうだ。

iPhone 6 Plus(左)と並べると一回り大きい液晶を搭載しているが、ホームボタンがないぶん上下はほとんど変わらない

厚みはiPhone 6 Plusを約3ミリ上回る。端が薄く中央が厚くなっているデザインは初代iPadを連想させるスタイルだ