Googleは12日、今秋以降発売されるAndroid製品群について、プレス向けのハンズオン体験イベントを実施した。発売前のNexus 6にわずかな時間ながら触れることができたので、そのファーストインプレッションをお届けしよう。

あらゆる機能を詰め込んだハイエンド端末

Nexus 6はGoogle傘下になった米Motorola社が開発したAndroidスマートフォンだ。特徴としては6インチ(5.96インチ)のQHD(2560×1440ドット)で、解像度は実に493ppiに達する。これは現在販売されているスマートフォンでもトップクラスの解像度だ。

いわゆるファブレットの中でも最大級となる6インチの液晶を搭載。歴代Nexusスマートフォンのフラッグシップモデルだ

搭載するCPUはクアッドコア・2.7GHz動作のSnapdragon 805(64bit)を搭載。日本でサポートするLTEのチャンネルは公表されていないが、米国では12バンドをサポートし、複数のチャネルを束ねて高速化する「キャリアアグリゲーション」(CA)も可能なことが明らかになっている。

背面カメラは13メガピクセルで、絞り値はf/2.0の明るいレンズを採用。光学式手振れ補正機構も備えているほか、ムービー撮影では4K(2160p)ムービーもサポートする。さらにIEEE802.11ac(2x2 MIMO)やNFC、非接触充電(Qi)のサポート、フロントステレオスピーカーなど、最新の機能をこれでもかと盛り込んだ「全部入り」のハイエンド端末だ。