日経電子版がContextとして利用できるように

また、エバーノートは、日本経済新聞社より、2,000万ドル(約23億円)の出資を受け入れ、資本・業務提携した。提携第一弾として、前述のContextで利用できる新聞記事として「日本経済新聞 電子版」のコンテンツが2015年初頭より提供される予定となっている。

発表会には、日本経済新聞社 常務取締役の野村裕知氏も登壇。野村氏は「エバーノートは、私たちと同じ価値観をもっている。それは、長期的な視点で事業を考えていること、そしてオフィスで働く人に役立つ情報は何かを常に考えていること。昨今、ネット上には膨大な情報が存在しており、利用者にとって本当に価値のある情報を見分けるのが難しい状態となっている。必要なときに、使いやすい形で情報を届けられるサービスが、いまほど求められている時代はない」と話し、今回の業務提携の理由を説明した。

登壇する、日本経済新聞社 常務取締役の野村裕知氏

伊藤園もEvernoteを応援

続いてリービン氏は、スポンサーの伊藤園を紹介。舞台には伊藤園 代表取締役副社長の本庄周介氏が招かれた。本庄氏は「リービン氏には、伊藤園の緑茶の魅力をシリコンバレーで広めていただいた。おーいお茶は、リラックスできる、よりクリエイティブな仕事ができる、瞑想できると評価していただいている」と語った。また、「エバーノートジャパンの担当者と話をしていた際、伊藤園という社名はITを応援する(IT OEN)になっている、と指摘された。我々も、何かサポートできないかと考えていた」と笑顔を見せた。

伊藤園 代表取締役副社長の本庄周介氏。同社では、新商品のお茶を使ってエバーノートとコラボレーションしたキャンペーンも行っていく

フォトセッションで笑顔を見せるフィル・リービン氏と、日本経済新聞社の野村氏(写真左)、伊藤園の本庄氏(写真右)

(記事提供: AndroWire編集部)