細かな画質調整はOSDから調整する。画面右下の操作パネルから、簡単に操作可能だ。静電式パネルは軽いタッチで反応するため、設定時に画面がグラつくことがない。また、付属ユーティリティの「ScreenManager Pro for LCD」からでも、モードや画質を調整できる。

入力系統の切り替え

画面モードの切り替え

周囲の明るさに応じて画面の輝度を自動調整する「Auto EcoView」の設定画面

各画面モードの詳細なカラー設定が可能

メニューを表示する位置や向き、各種節電機能を利用できる

さらに目の保護機能として、低輝度時の画面のチラつきをカットする「EyeCare調光方式」に対応。標準的な液晶ディスプレイに比べて、74%ものチラつきがカットされているという。実際に輝度を「0」にした状態の映像をしばらく眺めてみたが、目に見えるチラつきはまったく感じられなかった。画面のチラつきは眼精疲労や肩・首のコリの原因となると言われているだけに、液晶ディスプレイを使って長時間作業をする人にはうれしい機能だ。

マルチディスプレイ環境で使いたいベゼルレスモデル

映像性能については標準的な結果となったが、やはりベゼル幅1mmの超狭額デザインは魅力だ。ぜひ、マルチディスプレイ環境で使いたい。

直販サイト「EIZOダイレクト」での直販価格は62,640円。マルチディスプレイ用に2台購入するとなると、合計価格は125,280円とやや高くなってしまう。普段の作業がより快適になることを考えれば、検討する価値は十分にあるだろう。

■試用機の主な仕様
製品名 FlexScan EV2455
画面サイズ 24.1型
画面タイプ ノングレア(非光沢)
駆動方式 IPS
解像度 1,920×1,200ドット(WUXGA)
輝度 300cd/平方メートル
コントラスト比 1000:1
視野角 水平/垂直とも178度
応答速度 5ms(中間階調域)
最大表示色 約1677万色(8bit対応)
映像入力 HDMI、DisplayPort、DVI-D、D-Sub
サウンド入力 ステレオミニジャック、DisplayPort、HDMI
内蔵スピーカー 1.0W+1.0W
USBハブ USB 3.0×3(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2)
スタンド機能 チルト:下5度/上35度、スウィーベル:左右344度、
昇降:131mm、縦回転(ピボット):右回り/左回りとも90度
VESAマウント 100×100mm
本体サイズ/重量 W530.8×D233×H357.2~488.2mm/約6.5kg
直販価格 62,640円