カメラのレスポンスと色味
スマートフォンのカメラの進化はすさまじい。もはや1,000万画素超えは当たり前となり、取材でも使えるレベルになってきた。ここまでくると、もう画素数の違いは気にしなくても大丈夫だ。
じゃあ何をチェックするのかというと、カメラを起動してから撮影可能になるまでのスピードや、被写体にスマホを向けた際のオートフォーカスの速さ、あるいは撮影のレスポンスといった総合的な使い勝手を見ておきたい。画素数やレンズのF値などはカタログを見ればわかるが、レスポンスやサクサク感などは実際に手にとってみなければわからないからだ。
また、特にカメラ好きな人であれば、カタログには出てこない「実際の写り」をチェックしておくのもいいだろう。カメラはメーカーによって「オート」時の色味などが異なっており、特に人肌や食べ物を撮ったときに違いが出る。たとえばXperiaは、最新モデルになってホワイトバランスの改善をうたっており、食べ物がよりおいしそうに撮れるようになったことをアピールしている。ホワイトバランスを設定できるスマホも増えたが、基本的にスマホはオートで撮るものだと思うので、写真好きならここはぜひ確認しておきたい。
カメラといえば、各メーカーとも最近は画素数よりも機能面に工夫をこらしており、たとえば「4K動画が撮れる」「構図のアドバイスをしてくれる」「連写して一番良い写真を選んでくれる」といった面白い機能が目白押しだ。こうした各スマホならではの特徴的な機能から、自分のライフスタイルに合わせたものを選ぼう。