もうひとつ、彩度と色温度も重要なポイントだ。彩度とは読んで字のごとく、画面の発色の鮮やかさのこと。色温度はいわゆる「色味」のことだ。同じ色でも青みがかっていたり黄色みがかっていたりするのは、この色温度が異なるから。スマホではメーカーの方向性などもあり、彩度や色温度が機種によって違っているのだ。

機種によって液晶ディスプレイの色温度が異なる

色は人によってかなり好みがわかれるところなので、買ってから「こんなはずじゃなかった」とならないためにもしっかりチェックしたい。色温度や彩度などはスマホのスペックには出てこないし、ネットで広告用の写真を見てもはっきりわからないので、店頭で確認するのが一番だ。今まで使っていたスマートフォンの色味が気に入っているなら、その場で画面を見比べてみよう。

スマホはこれまで赤の発色があまり得意ではなかったが、最近のモデルではかなり綺麗に出るようになった

ちなみに設定から色温度を変更できるスマートフォンもある。とはいえ、初心者にはちょっと難しいので、デフォルトの表示が好みに合っているに越したことはない。