ここからは、各種ベンチマークの結果を紹介する。コアスペックをおさらいすると、CPUが第4世代Intel Core(開発コードネーム:Haswell)のIntel Core i5-4300U(1.90GHz)、メモリがDDR3 8GB、ストレージが256GB SATA SSD(SAMSUNG MZMTE256HMHP-000MV)だ。

補足的な情報として、Surface Pro 3は省電力機能のInstantGoに対応しており、InstantGo対応マシンは電源管理の設定で制約を受ける(InstantGoの詳細は省く)。具体的には、Windows 8.1の電源プランで「バランス」しか選べない。今回はデフォルト状態のSurface Pro 3でベンチマークを実行しているが、ACアダプタを接続していても、電源プランの「高パフォーマンス」にはならない(選択もできない)。

ではまず、Windowsエクスペリエンスインデックスから。Windows 8.1では、管理者権限で起動したコマンドプロンプトで、「winsat formal -restart clean」を実行して計測できる。結果は「%windir%\Performance\WinSAT\DataStore」フォルダに、「(日付).Formal.Assesment(Initial).WinSAT.xml」として保存される。今回のスコアは、プロセッサが「7.4」、メモリが「7.4」、グラフィックスが「5.9」、ゲーム用グラフィックスが「5.4」、プライマリハードディスクが「8.15」だった。グラフィックス周りが弱いところだが、CPU内蔵のIntel HD Graphics 4400としては順当なスコアだ。

Windowsエクスペリエンスインデックスの結果を、Webサイト「WinSAT Viewer」でビジュアル化したもの

次は内蔵SSDの「CrystalDiskMark 3.0.3b x64」を。最新かつ最速クラスの2.5インチSATA SSDは、シーケンシャルリード/ライトが500MB/秒オーバー、4K QD32のランダムリード/ライトが300MB/秒オーバーだったりするが、それと比較するとパフォーマンスが低かった。ただ実際に使っていて、もっさり感を覚えることはまずないので、それほど気にする必要はない。

ランダムデータ

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次ページでは、「PCMark 7」、「PCMark 8(Home accelerated)」、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」の結果とともに、Surface Pro 3の弱点と言える「熱」について考える。