Surface Pro 3の本体サイズはW292×D201.3×H9.1mmで、フットプリントはほぼA4サイズ(297×210mm)だ。重量は800gとなっているが、実測ではやや重い811.5gと出た。見た目が大きいこともあり、実際に持つと軽く感じるものの、片手で長時間かかえてタッチ操作を続けるには少々辛い重さだ。本体の端を握るように持つよりは、肘から指先で本体背面を下から支えるほうが疲れにくい(文房具のクリップボードを持ちながら筆記するイメージ)。ボディにはマグネシウム合金が使われ、本体の周囲と底面はマットな仕上げだ。

Surface Pro 3の背面(写真左)。マグネシウム合金とマット仕上げは、見た目と手触りがいい。本体の重量は800gだが、実測では811.5gだった

本体周りのインタフェースはシンプル。USB 3.0、Mini DisplayPort、ヘッドセットジャック、microSDカードリーダー、オプションのSurface Proタイプカバー用ポート、電源ボタン、電源コネクタ、ボリュームボタン(+/-)だ。USB 3.0が1ポートしかない点と、SDメモリーカードを直接読み書きできない点は不便に感じる。

本体を横画面で見たとき、上面には電源ボタン

底面には、オプションのSurfaceタイプカバー用ポート

左側面には、ヘッドセットジャックとボリュームボタン(+/-)

右側面には、USB 3.0ポート、Mini DisplayPort、電源コネクタ

右側面を拡大。背面のキックスタンドを開くと、microSDスロットがある。設計的に難しかったのかもしれないが、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットが欲しかった

通信機能は、IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠の無線LANと、Bluetooth 4.0+LEだ。前面には500万画素カメラ、背面には同じく500万画のカメラがあり、ステレオマイクとDlbyサウンドのステレオスピーカーを備える。センサー機能は、光センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、電子コンパスだ。

付属のACアダプタは比較的小さく、本体と接続するコネクタ部分にはマグネットが使われている。コネクタ部分は上下対称で、どちら向きでも本体に接続可能だ。ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重さは、実測で205.6gだった。また、ACアダプタ本体には充電用のUSBポート(5V/1A出力)が設けられ、実際とても便利だと思う。いろいろなシーンで必要となる充電用のUSBポート数は人によって異なるが、出張などに持って行くUSB-ACアダプタを1つ減らせるのがありがたい。

ACアダプタには、5V/1A出力の充電用USBポートが1つある。ACアダプタと電源ケーブルの重さは、実測で205.6g

ACアダプタのコネクタ部分。マグネットでピタッと吸い付き、上下の向きに関係なく接続できる