ワイモバイルのもくろみどおり、レイトマジョリティがフィーチャーフォンからスマートフォンに移行するかどうか、そしてそこでワイモバイルを選択するかどうか。「ワイモバイル」のブランドは浸透していないため、フィーチャーフォンユーザーにもブランド力のある「Yahoo!」を生かしてアピールする形になるだろう。
その中で、音声とパケット料金がセットである点がどう評価されるか、そして用意した端末の価格も重要なポイントになるだろう。もちろん、大手3社に比べて弱いネットワーク部分の強化も必要だ。
10月からはPHSのMNPも開始され、ガン社長は「MNP競争に巻き込まれる」点を心配しつつ、音声だけを求める090/080の携帯ユーザーの移行の好機とみている。この移行ユーザーをスマートフォンへ誘導する施策も有効だろう。
いずれにしても、「単なる中間の料金プラン」と見られるか、独自の存在感を示せるか、難しい舵取りが必要になりそうだ。