ワイモバイルが狙うのは、フィーチャーフォンユーザーだ。総務省の情報通信白書では、日本のスマートフォン率は53.5%。先進国では7~9割といった国もあり、日本はフィーチャーフォンユーザーが多い。もともと、世界でもフィーチャーフォンが高機能化していた国で、さまざまなサービスが利用できる点が大きな理由だろう。

5割近いフィーチャーフォンユーザーがターゲット

PHS、Pocket WiFiに続いて、スマートフォンでこのユーザー層を狙う

ガン社長は、この約5割のフィーチャーフォンユーザーがスマートフォンに移行し、インターネットを「楽しく使って欲しい」と話し、このユーザーを獲得していきたい考えだ。

エリック・ガン社長兼CEO

「ENJOY!」と「EASY!」という2つのキーワード

フィーチャーフォンユーザーの中には、音声通話メインのユーザーもいるが、それは音質が良く、ハードウェアキーを搭載したPHS端末でカバーし、「スマートフォンで月の利用料が高くなりそう」「スマートフォンは難しそう」といったスマホへの移行をためらっている層がターゲットだ。