AS SSD Benchmarkのテスト結果
今度は、SSDに特化したベンチマークソフト「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」を利用して、パフォーマンスを計測してみた。転送速度の測定では、シーケンシャルリードが476.01MB/s、シーケンシャルライトが426.56MB/s、IOPSは、4K-64Thrdでのリードが78,813、ライトが70,475という結果になった。M5M+の128GBモデルでの結果と比較すると、シーケンシャルリードは多少落ちるが、シーケンシャルライトやランダムライト(IOPS)は大きく向上している。
AS SSD Benchmarkには、巨大な単体ファイルのコピーを想定した「ISO」、小さなファイルを多数コピーすることを想定した「Program」、さまざまな大きさのファイルが混在した場合のコピーを想定した「Game」という、3種類のファイルコピーテストが用意されている。このテストの結果は、体感速度に近いので重要だ。
ファイルコピーの転送速度は、ISOが305,85MB/s、Programが156.65MB/s、Gameが218.63MB/sとなった。コピーにかかった時間はそれぞれ、3.51秒、8.98秒、6.32秒だ。M5M+の128GBモデルの場合、転送速度はISOが276.89MB/s、Programが162.86MB/s、Gameが192.33MB/sで、コピーにかかった時間はそれぞれ、3.88秒、8.64秒、7.18秒であった。Programの結果は、M5M+のほうが多少高速だが、それ以外はM6Mのほうが上回っている。
最後にコンプレッションベンチマークを計測した。コンプレッションベンチマークは、圧縮が効かないまったくのランダムデータから同じ値が続く圧縮しやすいデータへと、連続的にデータ構成を変えて転送速度を計測するテストだ。書き込み時にデータ圧縮を行うSSDでは、グラフが右肩上がりの曲線となるが、PX-256M6Mはほぼ水平になっており、書き込みデータの圧縮しやすさに関わらず、安定した性能が得られている。