データの圧縮しやすさに左右されず安定した性能を発揮

今回は、M6Mの256GBモデル「PX-256M6M」を試用する機会を得たので、早速そのパフォーマンスを検証していきたい。テスト環境としては、GIGABYTEの超小型ベアボーンキット「BRIX」(GB-BXi7-4500)を利用した。なお、このテスト環境は、以前「M5M+」をレビューしたときとほぼ同じだ(ハードウェアは同一で、Windows 8.1がUpdate適用済みになっていることのみ違う)。

■テスト環境
ベアボーンキット : GIGABYTE「BRIX」(GB-BXi7-4500)
CPU : Intel Core i7-4500U(1.80GHz)
メモリ : DDR3L-1600 4GB×2(計8GB)
ストレージ : PX-256M6M(256GBモデル)
OS : Windows 8.1 Pro Update 64bit

GIGABYTEの超小型ベアボーンキット「BRIX」

BRIXのマザーボードのmSATAスロット(写真左)にPC-256M6Mを装着し、ネジで固定する(写真右)

まずは、定番の「CrystalDiskMark 3.0.3b」を計測してみた。4000MB×5のランダムデータでの結果は、シーケンシャルリードが505.4MB/s、シーケンシャルライトは430.4MB/sとほぼ公称通りの性能が出ている。シーケンシャルリード、シーケンシャルライトともに256GBモデルとしてはかなり優秀な結果で、ランダムアクセス性能も優秀だ。

データとしてすべて「0」を書き込む0Fillでも計測してみたところ、シーケンシャルリードは500.5MB/s、シーケンシャルライトは433.8MB/sであり、ランダムデータでの結果とほとんど変わらなかった。書き込みの際にデータを圧縮してから書き込むタイプのSSDでは、ランダムデータよりも0Fillのほうが性能が向上するのだが、PX-256M6Mはランダムデータでも0Fillでもほぼ結果が同じ。書き込み時にデータ圧縮処理をしてないということだ。どのようなデータでも安定した性能が得られるわけで、こうした仕様のほうが望ましい。

CrystalDiskMark 3.0.3bの結果

ランダムデータ

0Fill