ところが、AQUOS PADにも弱点があって、それはこうやって見開きで読もうとした場合である。AQUOS PADの弱点というよりは7インチタブレット全般に言えることなのだけど、マンガを見開きにした場合の縦横比がディスプレイサイズと合わないため、横が余ってしまうのだ。これ、実は1ページのサイズがiPhone 5で見たときとだいたい同じになっている。
どうりで読みづらいと思った。"読めなくはないが、読みにくい"という感じだ。ただし、iPhone 5と違って、こちらは見開きである。マンガにおいて、見開きで読めることのメリットはよくおわかりだろう。逆に考えれば、"見開きでもギリギリ読めるサイズ"とも言えるわけだ。そりゃあ10インチクラスのタブレットを持ち歩くのが一番なのだけど、このサイズでこれだけ色々な本に対応できるのはすごい。
ま、そもそもこの「縦横比が合わないせいで表示が小さくなる問題」は、7インチタブレットが登場した数年前からずっと言われ続けていることなので、今さら感のある話ではあるのだけど。
何度も言うようだけど、1ページずつ読む分には問題ないし、文字だけの本なら超快適だ。雑誌はちょっと辛いけど、まぁナシではない。
というか、そんなデメリットよりも、片手で余裕で持てるコンパクトさと、長時間持ち歩いても苦にならない軽量さのメリットの方がはるかに大きい。