現在放送中のTVアニメ『魔法科高校の劣等生』のオープニングテーマ「Rising Hope」を歌うLiSAが、2014年1月3日に開催した自身初の日本武道館ワンマンライブ「LiVE is Smile Always~今日もいい日だっ~in日本武道館」がBlu-ray/DVDとなって6月18日にリリースされる。
「Girls Dead Monster (ガルデモ)」のユイとして歌った曲から、「oath sign」「crossing field」などのヒット曲、さらにアルバム収録曲など、当日演奏された全20曲を、ファンの声援、そしてLiSAのパフォーマンスとともに収録。ライブ映像だけでなく、ステージ上のモニターに映し出されたドキュメンタリー映像「Believe in myself」や、ロングインタビュー「Road to 武道館」なども収録された48Pのブックレットが同梱される。
そこで今回は、本Blu-ray/DVDが発売されるのを前に、LiSA自身にあらためて武道館ライブについて振り返ってもらった。
LiSAが語る「LiVE is Smile Always~今日もいい日だっ~in日本武道館」
――武道館を最初に意識したのは小学生のころというお話ですが
LiSA「小学生のとき、武道館でオーディションを受けたんですけど、当時の私にとっては、地元の文化センターとあまり変わらなかったんですよ。でも、周りから『武道館でやったんだ』って言われて、すごい場所なんだって思うようになり、それからいろんなアーティストの方が"夢"として語っているのを聞いて、武道館でライブができる人はすごいんだ、特別な場所なんだっていう認識を持つようになりました」
――ちなみに、LiSAさんがアーティストを志したのはいつ頃ですか?
LiSA「そのオーディションのときです」
――そのあとはずっとアーティストになりたいという夢を追い続けてきたわけですよね
LISA「いえ、中学生の頃は逆に、考えてはいけない夢だと思っていました。なので、小学5年のときにスクールに通いだして、歌やダンスのレッスンを受けていたんですけど、中学2年のときに辞めたんですよ。でも、辞めたはずなのに、またオーディションを受けたりしながら、何となく続けている。それは本当に歌手になりたいというよりは、これまでにやってきたことの結果が何らかのカタチになればいいなと思っていた程度の気持ちで、夢として歌手を目指していたというよりは、あわよくば……くらいの気持ちでした」
――これまでの努力をムダにはしたくなかった
LiSA「そうですね。ただ、自分が歌手になるのは本当に夢のまた夢だから、それを口にしたところで、『何バカなこと言ってるの』って言われると思っていたし、自分自身もそこにいけるとは思っていなかったので、夢としては掲げていませんでした」
――夢としては諦めていたわけですね
LiSA「夢としては考えていなかったんですけど、スクールを辞めたとき、自分の中に何もなくなっちゃったんですよ。保育園の年長のころからずっとミュージカルをやっていて、そのミュージカルをやめてスクールに行ったんですけど、今度はそのスクールを辞めてしまったので歌う場所がなくなってしまった。これまでずっと歌ってきたのに、歌う場所がなくなったことで、自分の中に何もなくなってしまった。なので、歌う場所を求めてオーディションを受けていたんですけど、それはもう夢ではなく、ただ歌が好きというキモチだけだったような気がします」