というわけで、すげーわかりにくいのである。違いが。今でこそ何となく、携帯の進化形がスマートフォンで、ノートパソコンの"新しい形"がタブレットみたいな雰囲気があるけど、搭載しているOSだとか、そんな感じの要素もあって、実際はもうメチャクチャ。

例えば昨今、定義が曖昧でいったもん勝ちだった「ハイレゾ」(ハイレゾオーディオ)も、JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)が定義を発表したことで一応の決着をみせたわけだけど、スマートフォンとタブレットの境界はだれが定めるのだろうね?

まぁ実際はメーカーがスマートフォンといったらスマートフォン。タブレットといったらタブレットなわけだ。小生がこの場を借りて吼えても何も解決しない。

だけど、あえていいたい。これ以上のサイズアップは勘弁してくださいと。そして、小型端末好きの存在も忘れないでいてほしいと。例えば、2014年夏モデルとしてドコモから登場した「Xperia Z2 SO-03F」(約5.2型)と「Xperia A2 SO-04F」(約4.3型)みたいなポジションは割と美しく感じている。

フルセグ/ワンセグとか、画面サイズに関する要素でスペックの違いはあるものの、機能的には同じといってよく、新型Xperiaで大画面なら「Xperia Z2 SO-03F」、小さい方が好きなら「Xperia A2 SO-04F」とわかりやすく選べる。

もはや、スペックではなく、画面サイズでスマートフォンを選べるのが潔い(ただし、LTEネットワークを使った高品位音声サービスVoLTEは「Xperia Z2 SO-03F」しか対応していない。残念。さらにいうと、4Kビデオ撮影も「Xperia Z2 SO-03F」のみ。もっと残念)。

付加価値部分で違いはあるけど、そういったすりあわせが上手くいけば、もっと選びやすくユーザーフレンドリーなのになぁ。もちろん、スペックに差を付けないのは絶対条件だけど。

そしてもう一度いおう。「Xperia Z Ultra」はタブレットでいいよ。むしろ、スマートフォンとして売るとわかりにくいよ。Wi-Fiモデルはタブレットとして売っているのに、なんで携帯通信網を使えるようになるとスマートフォンになっちゃうのよ? わかり難いんだよ。勘弁してくれよ。いや、間違えても誰も怒らないだろうけど、もうちょっと明確にして欲しいなと。そんな感じの愚痴をつらつらと書いたわけです。