デジガジ好き(デジタルガジェットの略)にとって、小型化された製品というのは所有欲を満たす大きな要因のひとつになり得る。しかし、なんでもかんでも小さければ良いというものでもない。予め小さなものがさらに小さくなっても面白くないし、小型化されたことで利便性を損なうようではダメだ。といっても、ちょっとの不満なら"許容しちゃおうかなッツ!"という何とも高い目線で自己満足に浸れるという好き者でもあるわけだ。
もちろん、デジガジ好きのすべてがそういうタイプであるというのではない。ある一部の、それも熱烈なファンというのが居て、そんな人たちが自己満足という名のスモールコミュニティを形成していると思ってもらえればそれでまず問題ない。"Wiki的"な志向で情報をやりとりし、製品をパーソナライズする人々なのである。
でだ、小生もそんなデジガジ好きのひとりだ。諸君、私は(PDAの)CLIEが好きだ。諸君、私は(ノートPCの)PCG-C1が好きだ。諸君、私は(モバイルギアの)sigmarionが大好きだ。しかし、VAIO type Pの"ポケットサイズ"というフレーズだけは認めない。認めたくない。
スマートフォン時代の到来は、まさに歓喜したものだ。あぁ、すべての不満が解消されるのだと。何が? と思われるかも知れないが、漠然とそう思ったものである。ま、何かを不満に思うことなんて多々あるし、むしろ、そんな不満を解決していくことに喜びを感じるわけなんですけどね。
しかし、そんな小生でもちょっと納得できないことがある。それが、"スマートフォンの大画面化"だ。