ソニーブランド最後のVAIOシリーズ - ソニー
ソニー、2014年春モデルまとめ - Bay Trail-M搭載の11.6型2in1 PCに注目
ソニーのPC事業は2014年7月に、日本産業パートナーズが設立する新会社へ譲渡されることが決定している。事業譲渡後も「VAIO」シリーズは新会社のもとで引き続き展開されるとのことだが、ソニー製のVAIOシリーズとしては2014年の春モデルが最後となる。そんなラストモデルということもあってか、前モデルからの進化は控えめだ。
モバイル向けのUltrabook「VAIO Pro 11」と「VAIO Pro 13」ではOSがWindows 8.1に変更されたほか、無線LANがIEEE802.11acに対応し、さらに「Adobe Photoshop Elements 12」が標準で追加された。
スタンダードノートの「VAIO Fit 14E」と「VAIO Fit 15E」では、OSがWindows 8.1に変更された点のみ。ちなみに「VAIO 15E」の中位モデルでは解像度が1,920×1,080ドットから1,366×768ドットへとダウングレードしている。
直販限定のVAIOオーナーメードモデルについては、2014年4月20日の23時で受注が終了となる。それまでに購入した製品についてはソニーが修理やサポートの対応を行なうとのことだ。直販モデルでのカスタマイズを検討しているなら、早めに購入したほうがいいだろう。(2014年4月15日の時点で、すでに販売が終了しているモデルも多数)
上位モデルを中心にスペックがややアップ - NEC
NEC、2014年春モデルまとめ - ハイブリッドHDD搭載LaVieや新VALUESTAR登場
15.6型のハイエンドノートシリーズ「LaVie L」では、上位モデル「LL850/RSB」でハイブリッドHDDの容量が1TBから1.5TBに変更された。下位モデル「LL750/RS」ではIEEE802.11acの無線LANに対応し、ストレージがHDDからハイブリッドHDDに変わっている。
ミドルクラスのスリムノート「LaVie S」シリーズでは、上位モデル「LS700/RS」が11acの無線LANに対応。中位モデルの「LS350/RS」と下位モデル「LS150/RS」、タッチ対応の「LS550/RS」については、スペック面での変更はない。エントリーノートの「LaVie E」シリーズについてもハードウェア的な変化はなしだ。
スペックアップはしたもののバッテリ駆動時間の短縮に注意 - 東芝
東芝、2014年春モデルまとめ - dynabookに15.6型のフルHD対応機など
東芝の製品についてはUltrabookのラインナップに変化ないものの、スタンダードノートの「T654」と「T554」、ネットノート「N514」においてスペックが向上している。
タッチ対応の「T654/78L」については、ディスプレイの解像度が1,366×768ドットから1,920×1,080ドットのフルHDへとアップグレードしている。無線LANが11ac対応になった点もポイントだ。メモリは容量に変化はないものの、構成が4GB×2から8GB×1へと変更されている。また、バッテリ駆動時間が約5.5時間から約5時間と30分ほど短くなっている点にも注意したい。
タッチ非対応の「T554」シリーズでは、上位モデル「T554/76L」がフルHD表示対応へと進化。下位モデル「T554/45L」ではHDD容量が750GBから1TBに増量され、さらに無線LANが11ac対応となった。上位モデル「T554/76L」と中位モデル「T554/56L」でメモリ構成が4GB×2から8GB×1と変更されている。その一方で、上位モデル「T554/76LW」のWebカメラが有効画素数207万画素から92万画素に、バッテリ駆動時間が5.5時間から5時間に短縮されている。
タッチ対応ネットノート「N514」については、OSがWindows 8からWindows 8.1へとアップグレードされ、CPUもCeleron N2810(2.0GHz)からCeleron N2820(2.39GHz)と変更された。
既存シリーズにモデルを追加 - パナソニック
パナソニック、Let'snote 2014年春モデルまとめ - 世界最軽量「MX3」など
14型モバイルノート「Let'snote LX3」シリーズについては、2013年秋冬モデルでは6モデル用意されていたが、2014年春モデルでは4モデルに変更された。シリーズ全体的な変更点としては、11acの無線LANに対応したほか、Webカメラが720pから1080pにアップグレードされている。上位版としてCore i7-4500U(1.80GHz)を搭載しているのは「CF-LX3TECBR」で、OSはWindows 8.1 Pro、光学ドライブにブルーレイディスクドライブ、Office非搭載となっている。
また、Core i5-4200U(1.60GHz)搭載モデルが拡充され、Windows 8.1 ProとOfficeを搭載した「CF-LX3SEABR」と、Windows8.1搭載&Officeなしで解像度が1,366×768ドットの「CF-LX3SEJJR」、Windows 8.1 Proのダウングレード権によるWindows 7 ProfessionalとOfficeを搭載した「CF-LX3SEAWR」の3種類がラインナップされている。Core i5搭載モデル共通の仕様としては、メモリが4GB、ストレージが500GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブとなっている。
2013年秋冬モデルとして登場した13.3型タッチ対応モデル「CF-LX3YHBJR」は、スペックはそのままに継続販売されている。
12.1型の「Let'snote SX3」シリーズについては、Core i7/i5搭載の全モデルについて11ac対応とWebカメラが1080p化したのみにとどまる。Office搭載モデルをベースに、Windows8.1 Proのダウングレード権によるWindows 7 Professionalを搭載した「CF-SX3TEYWR(Core i7搭載モデル)」と「CF-SX3SEPWR(Core i5搭載モデル)」も用意されている。
5万円台のスタンダードノートを追加 - 日本エイサー
日本エイサーからは、エントリー向けノート「Aspire E1」シリーズにCeleron 2957U(1.4GHz)を搭載した「Aspire E1-532-H14D/K」が追加された。メモリはDDR3L 4GBでストレージは500GB、光学ドライブとしてはDVDスーパーマルチドライブを採用している。無線機能はIEEE802.11b/g/nの無線LANとBluetooth 4.0に対応。本体サイズはW381.6×D256×H25.3mmで、重量は2.35k。バッテリ駆動時間は約5.5時間となっている。店頭予想価格は56,000円と手頃な価格で、一通りの機能を備えた初心者向けのノートPCだ。
Core i7+タッチ対応Ultrabookが大きく進化 - マウスコンピューター
マウスコンピューターのタッチ対応14型Ultrabook「LuvBook L」シリーズは、基本スペックが大きく向上。OSにはWindows 8.1を搭載し、CPUはIvy Bridge世代からHaswell世代のCore i7-4500U(1.80GHz)に、ディスプレイ解像度も1,366×768ドットから1,600×900ドットへとアップグレードしている。さらに11acの無線LANに対応したほか、バッテリ駆動時間が約5.5時間から約11.5時間と2倍以上長くなっている点もポイントだ。ただし前モデルではグラフィックス機能としてGeForce GT 640M(1GB)を搭載していたが、今モデルではCPU内蔵のIntel HD Graphics 4400を利用する。
ラインナップはストレージ(mSATA SSD)の容量によって分類され、128GBの「LB-L471S」と256GBの「LB-L471X」、500GBの「LB-L471X2」、1TBの「LB-L471X3」の4種類を用意。それぞれ「Office Personal 2013」がプリインストールされたモデルも用意している。