すでにYelpアプリには、ゼンリンの地図データと、ある程度の店舗情報が登録されている。実際にiPhone版、iPad版のアプリを試用してみたが、検索窓にキーワードを打ち込んだ際に表示される「検索候補」も含め、日本語のローカライズにも問題はないと感じた。準備は万端。あとは「ローンチ後にユーザーがどんどんコンテンツを増やしてくれることを期待しています」という。

「日本は米国と共通点が多く、魅力的な市場です。たとえばYelpは大都市で成功することが多いのですが、日本にも大都市がたくさんあります。また、検索を使いこなしている人が多いのも、日米のユーザーの共通点です」(同)

具体的なユーザー数などの数値目標は設定せず、まずはリリースして様子を見たいというストッペルマンCEO。「4、5年後に日本で『Yelpを使ってる?』と聞いたら、『もちろん! なんでそんなことを聞くの?』という答えが返ってくることを期待しています」(同)。

米国をはじめとする世界中の市場で成功を収めてきたYelpだが、ライバルの多い日本では果たしてどうなるか。今後の展開に注目だ。

(記事提供: AndroWire編集部)