そのあまりのデキのよさに、老若男女さまざまな層で評価の高かったドコモの「Xperia A SO-04E」。その評価された点は、"バッテリ性能"と"スペック"という2つの要素がバランス良くまとまっていたからに違いない。

Xperia A

日本国内において、Androidスマートフォンの歴史は2010年に発売された「Xperia SO-01B」(もしくは2009年の「HT-03A」)からスタートする。しかしその船出は、小生の担当が"どうせiPhoneの偽物でしょ?"といってしまうぐらい低い評価からスタートしたものだった。

どうせ"二番煎じ"そんな評を覆したのは、KDDIの「IS03」の登場であろうか。IS03の評価された点は、「おサイフケータイ」の搭載である。このIS03を皮切りに、"ガラパゴス"と揶揄された"おサイフケータイ""赤外線通信""ワンセグ"という3つの国内向け機能がスマートフォンへと搭載されていくのである。

国内市場におけるAndroid端末の火付け役。KDDI「IS03」。「おサイフケータイ」を搭載した実用モデル。この当時は「Android au」と謳っていたが……

さて、担当からこんな話が届いた。"佐藤さん、最近Xperia A SO-04Eのバッテリって消費激しくなってません?"と。

正直"?"である。バッテリの減りが早いとは思ったことがない。そもそも、小生も担当も同時期に「Xperia A SO-04E」を入手したが、そんなにも違いがでるのだろうか? 同じ端末を使っていて"差"がでるということは、おそらく細かな使い方の部分で違いがあるのだろう。そこで今回は、"バッテリ優先主義的思考"でチェックポイントを洗い出してみた。といっても、通信関連、ディスプレイ関連、アプリ関連という3つの要素にわかれるので、その辺をちょっと細かく紹介したいと思う。