ひとつは、MNPの需要が見込めること。これまでIIJでは、スマホの2台目需要あるいはタブレットの利用を想定してサービスを提供してきた。しかし、みおふぉんを提供することでスマホの1台目の需要にも応えることができると判断した。理由のふたつめは、ライトユーザーへの顧客層拡大が目指せること。これまでスマートフォンの利用を見送っていた人にも、導入コストの低いプランで気楽に使ってもらえるといった狙いがある。

「IIJには、かねてから音声通話機能付きSIMカードを求める声が寄せられていた」と青山氏。必要な時にしっかりとした品質で通話できるという安心感が求められていると分析する

店頭で購入できるIIJmio音声通話パックには、SIMカードは同梱されない。このため、店頭購入時は本人確認が必要ない。商品内のエントリーコードを使い、Webサイトでサービスを申し込む形になる。このときに運転免許証などの本人確認書類をアップロードする必要がある。申し込んでから1週間から10日ほどで、利用者のもとにSIMカードが届けられる仕組みだ。