2013年7月の注目記事
7月はGoogleの「Nexus 7」の登場が、米BEST BUYによる予約開始の記事と合わせて注目が集まりました。
また、最新のSSD製品が多く登場し、Intelの20nmプロセスMLC NAND内蔵SSD「Intel SSD 530」に続き、Micron Technologyから16nmプロセスのMLC NANDフラッシュメモリがサンプル出荷されました。Micronは2013年第4四半期にフル生産が可能としており、搭載SSDの出荷も予定とのこと。今後、さらなる大容量SSD搭載デバイスが登場することに、強く期待したいところです。
そして、マウスの発明者、Douglas Engelbart氏が逝去したニュースは、業界内外で広く取り上げられました。
2013年8月の注目記事
8月、Microsoftから2つの大きなニュースが飛び込みます。1つはWindows 8.1の一般リリース日、そしてもう1つはMicrosoftのスティーブ・バルマーCEOの突然の引退表明です。「デバイスとサービスの企業へ変革するタイミングでの引退」とされていますが、2014年1月1日現在でも、まだ後任は発表されていません。
ソニーの「ソニー、3つのモードに変形する新型VAIOを予告 - 折り紙を使った動画を公開」は、動画を見る限り、通常の変形タブレットとは一線を画すつくりが伺え、非常に注目されました。また、GIGABYTE製小型PC「BRIX」やパナソニックの14型世界最軽量「LX3」など、特徴的なPCの登場も見逃せません。ちなみに「BRIX」は、これから、Haswell搭載版や、ついには異色のプロジェクタ内蔵版まで幅広い進化を遂げていきます。
2013年9月の注目記事
9月にはIntelの開発者会議、IDFが開催され、ここでIntelはPC、タブレット、スマートフォンなどコンピューティングの全分野でリードすると宣言。Bay Trailこと「Atom Z3000」シリーズも正式発表され、Bay Trail搭載デバイスへの注力を発表しました。
同じく大きな発表となったのが米Microsoft。Nokiaの携帯端末事業の買収は、計54.4億ユーロ(約7138億円)という大規模な買収劇でした。当然、モバイルデバイス分野が強化されることが予想され、Nokiaが日本から撤退して久しいものの、今後Windows Phone 8の国内投入もあるかもしれません。また、同社は、Surfaceの第2世代製品として、Haswell搭載の「Surface Pro 2」、そしてTegra 4を積んだ「Surface 2」も発表しました。
さて、7月に2.5GHz帯の新規割当てを取得していたUQが9月、最大110Mbpsとなるモバイル通信サービス「WiMAX 2+」の詳細を発表しました。東京の「環状7号線内」という非常に限定されたエリアからのスタートですが、従来のWiMAXがそうであったように、「WiMAX 2+」もモバイル通信サービスで主要なサービスの1つになることが期待されます。