2013年4月の注目記事
4月は、東芝が2,560×1,440ドット高解像度Ultrabook「dynabook KIRA V832」を発表しました。高解像度液晶のPCも今ではかなり浸透してきましたが、この時点では"Ultrabook初"(同社調べ)のWQHD解像度搭載PCで、高い注目を集めました。また、ASUSからはLexington搭載のAndroidタブレットが発表されました。
このほか、Kepler世代のノートPC向け新GPU「GeForce 700M」や、デュアルGPUのハイエンドカード「Radeon HD 7990」も登場しましたが、Android版の新「3DMark」登場は、特集記事とともに、特に話題になりました。他ユーザーの計測結果を共有できる「DEVICE CHANNEL」ではまたたく間に多くの機種が登録され、簡単に自分のAndroid端末のパフォーマンスを知ることができるようになったことも、人気の要因かもしれません。
2013年5月の注目記事
IntelからHaswell内蔵GPUや次世代Atomコア「Silvermont」の話題、そしてMicrosoftからWindows 8.1の話題が出始めた5月。日本マイクロソフトからは、3月には見送られた、Windows 8搭載タブレット「Surface Pro」が投入され、盛り上がりました。
それらに対抗するかのごとく、米NVIDIAからは「Jaguarコア採用のモバイル向けAPU『Kabini』と『Temash』を発表」、「米NVIDIA、GK110コア採用のハイエンドGPU『GeForce GTX 780』発表」、「米NVIDIA、動作クロックとメモリクロックを強化した『GeForce GTX 770』」と、怒涛の新製品ラッシュが続きます。
この時期、ソニー、パナソニック、NEC、東芝など各PCベンダから夏モデルが発表されています。一部の上位モデルには「詳細不明」ながら第4世代Core i搭載がうたわれ、Haswellの正式公開が待ち望まれました。
2013年6月の注目記事
6月2日、ついにIntelから「Haswell」こと第4世代Core iシリーズが正式発表・発売され、 深夜販売では前夜からパーツ通りに行列ができるほどのお祭り騒ぎに。また、マウスコンピューターやドスパラ、ツクモなど、各PCショップからHaswell搭載PCが続々発表されたほか、国内メーカーも、一部夏モデルで採用していた非公開だったCPU名称や駆動時間などを公開し、記事化が追いつかないほどのHaswell祭りがしばらく続きました。
弊誌では大原雄介氏による41ページの大特集「『Haswell』完全攻略!! 『Core i7-4770K』検証で見る第4世代Coreの真実」も掲載。最後にも記載しますが、こちらが2013年で一番読まれた記事となり、ユーザーの関心の高さが伺えます。
熱気冷めやらぬ中、その3日後には米AMDが、以前から投入を告知していた「Richland」APUをぶつけてきます。また、AppleはWWDCでOS X Mavericks、そしてHasewell搭載のMacBook Airを発表。開発告知のみだったMac Proは詳細不明ながら、その円筒形の外観だけでも楽しめた製品でした。