読者の皆様、新年あけましておめでとうございます。2014年の元旦ということで、毎年恒例の年間注目記事をお届けいたします。マイナビニュース「パソコン」チャンネルに掲載された昨年のすべての記事から、月別で選りすぐりの10大ニュースを抽出。これさえ読んでおけば、新年に備えた2013年の復習はバッチリなのです。
今年も通常のニュース記事と、レビューやレポートといった「その他」記事を分け、1カ月ごとに「ニュース」記事と「その他」記事のなかから人気の高い10記事を集計。それぞれ、記事公開日順で掲載しています。
2013年1月の注目記事
まずは1年前の2013年1月から。2013年はCPUやAPU、ARM系プロセッサのアーキテクチャが大きく進化した年でした。7日に開催したCESでは、NVIDIAの「Tegra 4」発表に始まり、QualcommのSoC「Snapdragon 800」、Intelの第4世代Core i「Haswell」や22nmプロセスの省電力Atom「Bay Trail」搭載機などが一斉に披露され、ユーザーの期待が高まりました。
ソニーやパナソニックからは早くも春モデルが登場。CESでの発表の通り、近くCPUの刷新が行われるため、この春モデルは全体的にスペックアップを中心とした印象。ですが、2月に発売が告知されているOffice 2013は多くの春モデルに搭載され、その特徴の1つとなりました。
2013年2月の注目記事
2月は「Mobile World Congress 2013」が開催され、ここでついにTegra 4や、Snapdragon 800(Kraitコア)の詳細が明らかになります。また、NVIDAからはKepler世代のフラグシップGPU「GeForce GTX Titan」が登場。この単体GPUで最速を誇った超ハイエンドグラフィックスは、業界でも広く特集が組まれました。ちなみにお値段は120,000前後と、当然ながらこちらもハイエンドに。
秋葉原界隈でも「GeForce GTX Titan」は注目の的でしたが、そんな秋葉原ではちょうどユニットコムグループの大規模再編が起こっていました。「TWO TOP秋葉原本店」と「PC DIY SHOP FreeT」が突然の統合で、新ショップ「BUY MORE」が誕生。驚いたユーザーも多かったのではないでしょうか。
さて、2月は「Twitterが大規模セキュリティ攻撃を受ける - 約25万件の情報が流出した恐れ」や「Facebookにもセキュリティ攻撃 - ユーザーデータの流出はなかった模様」など、米国の大手SNSサイトが相次いで不正アクセスの被害に遭っています。これら不正アクセス攻撃は、次第に国内サイトも狙われるようになっていきます。
2013年3月の注目記事
米国で2012年10月に発売されていた「Surface RT」がついに日本上陸です。事前にティザーが公開されていたこともあり、発表自体は、ある意味"予定調和"として受け入れられた「Surface RT」でしたが、注目されたのはその価格。49,800円という、RT版とはいえWindows搭載PCとしてはかなり戦略的なお値段に、業界ではPCベンダと日本マイクロソフトとの関係に注目が集まりました。
プロセッサ・グラフィックス系ニュースでは、AMDから「Richland」製品の本格投入や、「Radeon HD 7790」の発表、そしてIntelからHaswell対応Intel 8シリーズが公開されました。NVIDIAでも「NVIDIA GeForce GTX 650 Ti BOOST」の発表があり、搭載製品への期待で活気づいた時期でした。
3月頭にはバッファローが、3月の改正電波法関連規則の告示を見込み、IEEE802.11acのDraft版準拠をうたう無線LAN製品を発表。これに続き、NECアクセステクニカやアイ・オー・データも、続々と11ac対応製品の投入を告知しました。