DCP-J4215Nの印刷速度と付属ソフトをチェック
DCP-J4215Nの印刷性能をチェックするために、実際のプリントにかかった時間を計測した。紙送りが開始されてから排紙されるまでの時間を計測しているが、利用状況によっては時間がかかることがあるので、あらかじめご了承いただきたい。
コピー機能
標準 | 高画質 | |
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A4普通紙カラーコピー | 7.2秒 | 59秒 |
A4普通紙モノクロコピー | 5.6秒 | 50.1秒 |
ダイレクト印刷(SDメモリーカード)
標準 | きれい | |
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L判フォト用紙フチなし写真印刷 | 13.8秒 | 65.2秒 |
PC印刷(USB接続)
標準 | 高画質 | |
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L判フォト用紙フチなし写真印刷 | 12.8秒 | 60.3秒 |
インクジェット用はがきフチなし印刷 | - | 26.8秒 |
光沢はがきフチなし印刷 | 25.4秒 | 44.8秒 |
カタログ上の公称値では、A4文書のカラーコピーで約18ipm(約3.3秒/枚)、モノクロコピーで約20ipm(約3秒/枚)となっている。今回のテストは1枚ずつプリントした時間を計測しているが、複数枚を連続プリントすればトータル時間は短縮される。その点を考慮に入れたとしても、DCP-J4215Nのコピーは高速だ。
写真印刷でもかなり速い結果が出ている。ただ、4色インクのためか、標準品質の画質はそれなりのもの。美しくプリントするなら高画質または最高画質を選んだほうがよいだろう。しかし、最高画質で光沢はがきにプリントしたところ200秒以上かかり、印刷時間がかなり長くなってしまった。
付属ソフトとしては、写真印刷や文書スキャンを行う統合ソフト「ControlCenter4」、スキャンした原稿を効率的に管理できる「Presto! PageManager 9」、Webページ印刷ツール「ホームページぷりんと2」などが用意されている。画像編集ツールや書籍向けのスキャンツールなども用意されているので、必要に応じて導入するといい。
本体価格も印刷コストも安く、それでいて多機能なお買い得モデル
DCP-J4215Nの魅力は何といっても低コストなところだ。A3印刷に対応した本体が15,000円前後と入手しやすく、文書印刷のランニングコストも安い。さらに、A4印刷の速さは家庭向けインクジェット複合機ではトップクラスだ。文書印刷が中心で、ときどき写真を印刷するといった使い方にピッタリのモデルだろう。