新アプリと新機能でスマートフォン/タブレット連携が強化!

DCP-J4215Nの特徴は、クラウド関連機能が大幅に強化された点だ。利用可能なWebサービスは「SkyDrive」や「Evernote」、「Facebook」など全部で8種類。例えば、Evernoteに接続するとDCP-J4215Nでスキャンした文書をアップロードしたり、ノート内の画像ファイルやPDFをダウンロードして印刷することが可能だ。

ホーム画面から「クラウド」を開くと、クラウドサービスやSNSなどさまざまなアプリを利用できる

なかでも注目したいのは、PCなしで年賀状を作成できる本体内蔵の「年賀状アプリ2014」だ。単にテンプレートを印刷するだけでなく、メモリカード内の写真を合成したり、手書きの文字やイラストを加えたりできるほか、スキャンした画像をイラストのテクスチャとして使えるなど、さまざまな機能が用意されている。本体の機能だけでオリジナリティあふれる年賀状を作れるのは、とても魅力的ではないだろうか。

アプリを起動後、年賀状の作成方法を選択

利用したいテンプレートを選択

有名キャラクターが描かれたテンプレートを利用するには、無料の会員登録が必要

デザインが決まったら用紙の種類を選択

枚数を入力して印刷を開始すればOK

「自動写真レイアウト」で作成した年賀状のサンプル。PC上ではがき作成ソフトを使ったときと、ほとんど変わらないクオリティの年賀状を作れる

スケジュール表やカレンダーを印刷できるほか、スキャン結果をOffice文書に変換したり、手書きで指定した部分だけをトリミングしてスキャンするなど、さまざまな機能が用意されている

スマートフォン/タブレット向けのアプリ「Brother iPrint&Scan」を使えば、モバイル端末から写真や文書をワイヤレスで印刷したり、スキャナ機能で文書を取り込んだりできる。印刷するだけなら、「AirPrint」や「Google Cloud Print」の機能を使うのもアリだろう。また、Android端末向けにはPDF閲覧、編集アプリ「Brother Image Viewer」も用意されている。

iOS/Android向けアプリ「Brother iPrint&Scan」

Office文書の印刷(写真左)やWebページの印刷(写真中央)、受信メールの印刷にも対応。スキャナで取り込んだ文書を、端末に保存することも可能だ(写真右)

スキャンした文書を閲覧、編集できるAndroid向けアプリ「Brother Image Viewer」

複数のPDFをひとつのファイルにまとめたり(写真中央)、不要なページを削除したりできる(写真右)

さらに、Wi-Fi Direct機能にも対応だ。無線LANルータがない環境でも、モバイル端末とDCP-J4215Nを無線で直結して、DCP-J4215Nの機能を使える。

DCP-J4215Nのネットワーク設定からWi-Fi Direct設定画面を開き、接続方法を選択(写真左)。手動設定の場合は端末から表示されたSSIDに接続する(写真右)