――そして12曲目「この優しい世界のなか」は、作詞・こだまさおり、作曲・神前 暁(MONACA)という、ある意味河野マリナの王道ですね

河野「お父さんとお母さんですね。こんなことを言うと怒られちゃうかもしれないですけど(笑)。でも、本当にそれぐらい慕っているお二人に書いていただいた曲です。1曲目から11曲目までは、これまでの河野マリナを描いていて、それがバトンタッチしながらリレーで繋いできた想いを、この曲にすべて注いでいる感じですね。現在の河野マリナが触れている世界、そしてこれから触れていく世界が描かれています。曲順としては最後なので、締めくくりの曲ではありますが、アルバムのエンディングというよりは、これから始まる"河野マリナ第二章"に繋がる曲というイメージがあります」

――河野マリナ第二章はどういうイメージですか?

河野「最初は模索から始まり、皆さんと一緒にいることで見つけることができたいろいろな河野マリナをさらに突き詰めていきたいです」

――そういう意味で、第二章の始まりともいえる2ndワンマンライブが来年、東京と大阪で開催されます

河野「まだ漠然とした感じなんですけど、すごくドラマチックなライブにしたいと思っています。視覚的にも楽しんでもらえて、聴覚的にも心に響く歌を歌えたらいいなって。プチミュージカルじゃないですけど、曲の歌詞にあわせてのパフォーマンスなどもちょっと考えてみたいです」

――2ndワンマンライブのタイトルは「インパーフェクト・ブルー+S」ですが、この「+S」の意味は?

河野「Sing、Step、Smileの『S』を詰め込んだ感じです。歌い続けて、進んだ先には笑顔がある。そんな意味です」

――それでは最後に1stフルアルバムを楽しみにしているファンの方へのメッセージをお願いします

河野「1stフルアルバム『First Touch』を、デビュー3年目にしてやっとお届けすることができます。1曲1曲に物語があり、皆さんと出会ったことによって触れられた気持ちがたくさん詰まった、すごくドラマチックなアルバムができました。ぜひ皆さんの人生のドラマにも重ね合わせて、少しでも笑顔のきっかけになれたらいいなと思います、一人で聴くだけじゃなく、ぜひ大切な人と一緒に聴いていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします」

――ありがとうございました

こちらは通常盤のジャケットイメージ

河野マリナの1stフルアルバム「First Touch」は2013年12月11日発売。初回生産限定盤(CD+DVD)と通常盤(CD)の2ラインナップで、価格は初回生産限定盤が3,500円で、通常盤が3,150円。初回生産限定盤は三方背スリーブケース仕様で、河野マリナ スペシャルドキュメンタリーDVD「First Touch」やコスプレフォトブックカレンダーが特典として同梱される。

また、河野マリナの東京・大阪ワンマンライブ「インパーフェクト・ブルー+S」は、2014年1月25日(土)に大阪・OSAKA RUIDO、2014年2月18日(火)に東京・Shibuya O-WESTにて開催される。詳細については河野マリナ公式サイトをチェックしてほしい。