2011年5月にTVアニメ『Aチャンネル』のオープニングテーマ「Morning Arch」でデビュー。以来、数々のアニメ作品のテーマソングを担当する河野マリナが、2013年12月11日、待望の1stフルアルバム「First Touch」をリリースする。
本アルバムは、デビューから2年半の期間に、河野マリナが担当したアニメのテーマソングすべてを詰め込み、さらに新録の楽曲も収録した全12曲入りのフルアルバム。これまでのシングルすべてをプロデュースした神前 暁(MONACA)氏が、今作でも引き続きプロデュースを担当している。
そこで今回は、アルバム発売を前に、河野マリナ自身が語ったメッセージを紹介しよう。
河野マリナが語る1stフルアルバム「First Touch」
――デビューから2年半、ついに1stフルアルバムがリリースされます
河野マリナ「とても中身が充実していたという意味では、本当にあっという間の2年半でしたが、やっとアルバムをお届けできるって考えると長かったですね。今回のアルバムでは、これまでの2年半を全部詰め込む気持ちで作りました。河野マリナというシンガーの名刺であり、象徴するようなアルバムにしたいなって」
――河野マリナとはどういうシンガーなのでしょう?
河野「どんなシンガーなんでしょうね(笑)。これまでの活動は、本当に自分探しのような感じで、いろいろなライブを経て、自分を研究しつつ、自問自答しつつ……。皆さんが、河野マリナの口から、どんな歌を聴きたいんだろう、河野マリナのどんな姿を見れば笑顔になってくれるんだろう、そんなことをずっと考えていたような気がします」
――その一環が、今回のアルバムの特典にもなっているコスプレなんでしょうか?
河野「それもひとつです(笑)」
――ちなみにコスプレは好きですか?
河野「意外と変身願望があるんですよ。だから、楽しんでやっていました(笑)」
――河野さん的なお気に入りは?
河野「チアガールと巫女です。巫女はけっこう好評だったそうですよ」
――さて、デビューからの2年半で自分が変わったなと思うところはありますか?
河野「一番変わったのは、格好をつけなくなったところかな。良い子ぶらなくなったと思います」
――最初は良い子ぶってました?
河野「良い子ぶってましたね。最近はダークな部分が顕著に出ています(笑)」
――けっこうダークな部分が多い?
河野「実は……。良く言えば、人間らしくなったんだと思います。昔から歌手になるのが夢だったので、この世界で失敗するのが怖かったんだと思います。だから、最初は守りの姿勢に入ってました」