デルが9月に発表した、17.3型の大画面ノートPC「Inspiron 17 7000」は、画像や動画の編集向けに位置付けられている「Dell Graphic Pro」シリーズの一台だ。高性能なCPUとGPUに加え、画像編集ソフトの「Adobe Photoshop Elements 11」と動画編集ソフト「Adobe Premiere Elements 11」が標準で付属。すぐに編集作業を楽しめるのが魅力となっている。
Inspiron 17 7000は、標準モデルの「プレミアム・タッチパネル」と上位モデルの「プラチナ・タッチパネル」の2モデルがある。17.3型ワイドのタッチパネル付き大型液晶、ストレージに1TB HDD、グラフィックスにNVIDIA GeForce GT 750Mを搭載する点は共通だが、そのほかの主要スペックは下表のように異なる。
製品名(直販価格) | CPU | メモリ容量 | 液晶解像度 |
---|---|---|---|
プレミアム・タッチパネル (114,980円) |
Intel Core i5-4200U (2コア4スレッド/1.6GHz) |
6GB | 1,600×900 |
プラチナ・タッチパネル (139,980円) |
Intel Core i7-4500U (2コア4スレッド/1.8GHz) |
16GB | 1,920×1,080 |
両モデルとも基本的にスペックの変更はできないが、Officeの有無やサポート内容を変更可能だ。今回は、上位モデル「プラチナ・タッチパネル」をレビューしていく。
■[製品名] Inspiron 17 7000 プラチナ・タッチパネル 主な仕様 [CPU] Intel Core i7-4500U (1.8GHz) [メモリ] DDR3L 1600 16GB (8GB×2) [グラフィックス] NVIDIA GeForce GT 750M 2GB [ディスプレイ] 17.3型ワイド液晶(1,920×1,080ドット、タッチパネル) [ストレージ] 1TB SATA HDD [光学ドライブ] DVDスーパーマルチドライブ [サイズ/重量] W412.4×D269.4×H27.7mm/約3.29kg [OS] Windows 8 64bit [直販価格] 139,980円
ダイヤモンドカットによる美しい仕上がり
インパクトがあるのは、シルバーで統一されたデザインだ。ボディにはアルミ素材が使用され、さらにエッジ部分はダイヤモンドカットが施されており、非常に美しい仕上がりとなっている。
17.3型の液晶ディスプレイは解像度1,920×1,080ドットでタッチパネル付き。タッチ操作の感度はよく、複数の指を滑らせるピンチやズームなどもスムーズに行えた。また、パネル表面はグレア仕様で映り込みもあるが、キズに対して高い耐久性を持つ「Gorilla NBT Glass」を採用し、長期間安心して使えるのが心強い。