「セッション」については、アプリだけでなく、FuelBand側からも操作が行える。FuelBandのボタンを3秒間長押しするとセッションが開始し、同じく3秒間の長押しで終了となる。アプリと連動しているので、セッション中の活動量はリアルタイムに増えていく様子がわかるのだ。

実際に会場でFuelBandを身につけ、サンドバッグを1分少々殴ってみたところ、計測結果は54Fuelとなった。なるべく大きくゆっくり腕を動かしたところ、手首を素早く動かしたときと比べてFuelの溜まり方がやや早い気がした。なるほど、たしかに全身の動きを見ているようだ。

ボクシング経験ゼロのへなちょこパンチ!

1分18秒間(中途半端)の運動で54Fuel

ちなみに会場では内山選手によるデモンストレーションも行われたのだが、司会から「全力でお願いします」と頼まれた内山選手は目にもとまらぬスピードでシャドーボクシングを披露。

ところが、あまりのスピードにFuelBandの計測がついていかず、1分で7Fuelという結果が出てしまった。再度、スピードをゆるめて行ったところ、今度は46Fuelとなった。どうやらFuelBandも世界王者のパンチのスピードは想定外だったようだ。もちろん、一般的な運動であれば問題なく計測可能である。

世界王者がシャドーボクシングを披露

わざとゆっくりにして46Fuel

「トロフィー」はゲーム的な要素で、あらかじめ設定した目標Fuelを達成した場合などにもらえる勲章のようなものだ。ハロウィンや体育の日など特定の日に達成するともらえる特別なトロフィーなどもあり、ユーザーのモチベーションアップに効果を発揮しそうだ。

トロフィー

「友達」「グループ」はいずれもコミュニティを通した交流機能。オランダー氏も述べていたように、一人よりも複数人でシェアすると運動効果はアップする。FuelBandを使う場合は、ぜひNike+のコミュニティで友達と一緒にがんばりたいところだ。

友達

グループ

目標Fuelは自由に設定できる