グループ企業のガンホーが躍進
ソフトバンクグループに属する企業は1,300企業を突破した。Yahoo! JAPANでは経営陣の若返りを図った結果、「成長が再加速した」(同氏)。また、実の弟が経営しているガンホー・オンライン・エンターテイメントでは売上が前年同期比11倍、営業利益が前年同期比34倍と急激に伸びた。これについては「全く期待していなかったガンホーが急成長した」と冗談めかして話し、会場の笑いを誘った。そのほか中国でeコマースを展開しているアリババグループも取扱高が16.1兆円に急成長。純利益は669億円と、前期比3倍となった。
米Sprint買収に関して
米Sprint社の買収に関しては7月11日に無事完了した。孫社長はアメリカでの事業展開に関して「日米は類似市場なので、日本で培ったノウハウをアメリカでも発揮できる」と説明した。例えばネットワーク(LTE)、端末(スマートフォン)、営業方針(ショップ/ 量販店/ 法人)、サービス(スマホアプリ)などで類似点が多く見られるという。そのためボーダフォン日本法人を買収したときに経営の指針とした4つのコミットメント(ネットワーク、端末、営業/ ブランディング、サービス / コンテンツ)をアメリカでも追求してく方針だ。
2013年度の業績予想に関しては、孫社長は連結営業利益9,000億円から「連結営業利益1兆円以上」へと上方修正。さらに、営業利益ベースでの世界ランキングで、ソフトバンクは62位に位置づけられる(2013年度予想)と説明し、将来的には世界No.1企業になることを目指していくと同氏はアピールしていた。