では実際にそれぞれの機種にさわってみよう。
まずは「らくらくスマートフォン2」。昨年発売された初代モデルの後継機であり、外観やインターフェースの印象はほとんど変わっていない。ただし、画面は4.0インチ(WVGA)から4.3インチ(QHD)へと約11%アップしており、それでいて重さは138gから132g、厚みは10.9mmから9.9mmへとそれぞれサイズダウンしている。サプライズはないが、時代に合わせて堅実な進化を遂げたという印象だ。これまで通りのらくらくスマートフォンを求める人にとっては魅力的な機種といえるだろう。
一方の「らくらくスマートフォン プレミアム」は、「らくらくスマートフォン2」の特徴に加えて、新たにGoogle Playに対応したモデルである。わかりやすさと安心・安全を求めるシニア層のために、あえてGooglePlay非対応というコンセプトで出発したらくらくスマートフォンだったが、発売から1年が経過したことで、「Google Playを使いたい」「普通のスマホと同じように使いたい」というニーズが増加。これに応える形で、GooglePlayに対応した。さらにプリインストールアプリにもGoogleChromeが加わったりと、よりリテラシーの高い層に向けた製品となっている。
これら2機種の発売に伴い、富士通はこれまで展開してきたコミュニティサービス「らくらくコミュニティ」のリニューアルも進めている。