ではらくらくスマートフォンの新2モデルは、前モデルとどう違うのか。続いて登壇した同社執行役員常務・大谷信雄氏は、らくらくスマートフォンのコンセプトについて「"使いこなせる喜び"と"人や社会とのつながり"」と説明し、昨年発売した初代らくらくスマートフォンにはユーザーから多数の喜びの声が寄せられたとアピールする。

しかし、一方でらくらくスマートフォンには多くの要望も寄せられた。たとえば「タッチをもっと軽くしてほしい」「本体を軽く、薄くしてほしい」「Google Playが使いたい」といったものである。今回発表になった2つの新モデルは、こうしたユーザーの声を反映して改善したモデルといえる。

追加された機種は「らくらくスマートフォン2」と「らくらくスマートフォン プレミアム」の2機種だ。

らくらくスマートフォン2

らくらくスマートフォン プレミアム

両機種に共通する前モデルからの改善点として挙げられるのは、全体的に"押し感"を軽くしてレスポンスが向上したこと。そして、ディスプレイに「WhiteMgic」を採用し、屋外での見やすさと低消費電力を実現したことだ。

会見後のタッチ&トライで実際に触れてみたが、たしかに強い光を受けた場合でも、しっかりと画面内の文字を読むことができた。しかも、液晶の輝度を上げているにもかかわらず、バッテリーのもちは通常時と変わらない。この他、細かいUI改善は合計600項目にも及ぶという。

かなり強い光を当てているが液晶が輝度を自動調整するので画面が見やすくなっている(左は比較用のiPhone)

輝度の自動調整は設定からオンオフが選択可能