富士通は31日、2013年夏モデルスマートフォン新商品発表会を開催し、らくらくスマートフォンシリーズの新モデルとなる「らくらくスマートフォン2」「らくらくスマートフォン プレミアム」を発表した。それぞれ8月中旬、9月下旬~10月上旬に発売される。
両機種は昨年発売されたらくらくスマートフォンシリーズの新世代機となる機種。ユーザーから寄せられた様々な要望を反映させ、より使いやすく進化した。また、「らくらくスマートフォン プレミアム」はこれまで非対応だったGoogle Playとdマーケットに対応。アプリケーションをダウンロードして通常のAndroidのように使うことができる。
発表会に登壇した富士通代表取締役副社長・佐相秀幸氏は「昨日発表した第1四半期決算では増収増益となった。しかし2012年度のモバイル事業は海外メーカーの攻勢もあり、厳しい状況。そんな中発売した『ARROWS NX』は健闘しており、海外メーカーに一矢報いたなという数字である」と現状を分析。今回発表されたらくらくスマートフォンの2機種については「らくらくホンは2001年度にNTTドコモ様と出して以来、マーケティングを徹底的に行い、弊社独自の技術を培ってきた。今日発表する2機種にはそれらの技術、マーケティングのノウハウを注ぎ込んだつもり。今後はらくらくホンと、最新の技術を搭載したスマホの両輪で事業を安定させたい」と自信をのぞかせた。