また、Windows 8といえば、気になるのは後発であることでライバルのApp StoreやGoogle Playに比べてアプリ数が少ないことだが、これについても藤本氏は「たしかに他のストアに比べると後発の分、まだまだ数は少ない」としながらも、「ローンチから見るとアプリ数は6倍になっており、2億5000万ダウンロードを達成している。ストアに対する訪問数も5億3700万回ある」と拡充のスピードをアピールした。

さらに、「アプリはただ数を追い求めるのではなく、クオリティの高いものをいかに作ってもらうかが大事。Windowsで使う価値のあるものを作ってもらうことにフォーカスしていく」と、"量より質"の姿勢を打ち出した。

そんなWindowsアプリに対して、ユーザーからは「ゲームをもっと充実させてほしい」という要望が多く届いていると藤本氏は述べ、これに応える形でゲームメーカー大手コナミの参入を発表した。

コナミは7月以降、順次ゲームタイトルをリリースする予定となっており、「グラディウス」や「高橋名人の新冒険島」といった往年の名作が登場する。また、ハムスターからもニコリのパズルシリーズがリリースされるなど、ゲームアプリの充実を図っていくという。

マイクロソフトは今後、ビームスや攻殻機動隊ARISEとコラボしたタッチカバーのプレゼントキャンペーンを行うほか、夏商戦としては過去最大級の広告投資を行い、Surface Proを市場にPRする。iPadをはじめとする多数の製品でひしめき合うタブレット市場に、果たして2つのSurfaceがどこまで風穴を開けられるのか。夏商戦の行方から目が離せない。