TVアニメ『ひだまりスケッチ』をはじめ、数々のアニメで主題歌を担当。昨年は5周年イヤーを迎えるなど、さらなる活躍が期待される「marble」が、およそ2年半ぶりとなる4thアルバム「未来スコープ」を2013年5月22日にリリースする。
今回のアルバムでは、表題曲「未来スコープ」など新曲4曲、リアレンジ曲1曲に加え、TVアニメ『ましろ色シンフォニー』のED主題歌「水彩キャンディー」やTVアニメ『ひだまりスケッチ×ハニカム』ED主題歌「夢ぐも」など全12曲が収録される。
そこで今回は、6月からは東京・大阪・札幌でのツアーを控えるmarbleの2人が語ったアルバムの魅力などを紹介しよう。
marbleが語る4thアルバム「未来スコープ」
――およそ2年半ぶりとなるオリジナルフルアルバムですが、制作が決まったのはいつ頃ですか?
菊池達也「今年に入ってからですね」
micco「だいたい1月の終わりから2月の頭にかけて……それぐらいだったと思います」
――今回のアルバムのコンセプトを教えてください
菊池「最初は特になかったんです。2年もアルバムを出していないと、その間にリリースした曲が貯まっていくので、新曲はだいたいこれくらい入れられるなって考えていたところに、miccoが『こんな感じでいきたい』って持ってきたのが『未来スコープ』。そこから何となく流れができてきたという感じですね」
micco「いつもアルバムはタイトルから決めるんですよ。今の自分はどういう気分なんだろう? って。去年、5周年ということでたくさんライブをやっていく中で、マブダチ(marbleファンの総称)の輪が広がっていった。自分たちが音楽を続けていけるのは、やはり聴いてくれる人がいるからだって感じるようになって……そこから、みんなでいろいろなドキドキワクワクするような未来を想像できるような歌詞を作りたいと思ってできたのが『未来スコープ』。"君のそばで"という歌詞は、曲を聴いてくれる人、マブダチのみんなという意味になっています」
――未来スコープが意味するものは?
micco「未来をみんなで覗いて、いろいろと楽しい未来を想像しよう、そんな意味になっています。だから、何か決まったものではなく、それぞれの未来でいいんだと思うんですよ。"こうだよね"じゃなくて"こういう未来もいいよね"ってみんなで楽しんでみている感じです」
――何年ぐらい先の未来になりますか?
micco「それほど遠い未来というイメージではないです」
菊池「意外とmiccoはそんなに先が見られないので(笑)」
――今回の『未来スコープ』はまず歌詞から作っていったのですか?
菊池「実はすでにできていた曲があって、そこからmiccoが選んできたんですよ」
micco「達也が昔作った曲の中にすごく好きな曲があって、いつか形にしたいと思っていたんですよ。それが今回の『未来』というキーワードにすごく合っていたので、『あの曲はまだ使っていない?』って……」
菊池「曲自体はけっこう前に作ったもので、その作った時期にモノにならなかったので、もう使うことはないかなって思っていたんですけど……」
micco「今だ! と思って(笑)」