オーソドックスさの中に個性的なデザインのスパイス

―― 今後、SHEENで実現させたいことはありますか?

岸野氏「オールセラミックとかは?」

中村氏「いいかも! 新しいことをやるときは伝え方が難しいんですが、あえてそこに挑むのは楽しそうですよね。日本だとメタルバンドに丸フェイス、バイカラーが一番人気なのですが、それとはまったく違う、あのフェイスならカシオだよねって言われるモデルができたらいいなと思います」

岸野氏「あとはやっぱり、本物にこだわる女性にアピールできる宝石や、高級時計でおなじみの白蝶貝を使ってみたいです。その上で、日本の女性は時計にアクセサリー性を求める意識が高いので、例えば時計とブレスレットを重ねて身に付けられる華奢なデザインや、時流に合わせた色の提案ができれば…」

稲月氏「プロモーション側としては、とにかくたくさんの女性に知っていただく機会を作りたいです。みなさんに共感していただくという意味では、実物を手に取って体感していただける機会を作っていきたいですね」

西澤氏「最近、時計の販売店でカシオのコーナーから女性向けコーナーに置いていただけるようになったのですが、ディスプレイなどのノウハウが少ないこともあり、まだまだ店頭が寂しいんです。今後は店頭に来ただけで、きらめく世界観を伝えられて、アクセサリーを選ぶときのワクワクする気持ちを感じていただける工夫をしていきたいですね」

―― 最後に、お気に入りのモデルと一言お願いします。

SHW-1504SG-4AJF
ピンクゴールドのバイカラー×ピンクフェイス

SHW-1504D-6AJF
シルバー×ラベンダーフェイス。ラベンダーはSHEENのテーマカラー

SHW-1504D-7AJF
マルチカラーのストーンを散りばめたシルバー×ホワイトフェイス

SHW-1504GD-7AJF
ゴールド×ホワイトフェイス

SHW-1504D-1AJF
ラベンダーのストーンが映えるシルバー×ブラックフェイス

中村氏「私は人と違うものが好きなので、ラベンダー(SHW-1504D-6AJF)とゴールド(SHW-1504GD-7AJF)ですね。カシオの時計コーナーには変わったデザインがあるというイメージにしていきたいので、やりすぎない程度のバランスを取りつつ、より幅広い世代の女性に身に付けていただければ嬉しいです」

岸野氏「私はやはりデザイナーですので、一般的に受け入れられるデザインも、そして身近じゃないけどウキウキできて気分を盛り上げてデザインも、普段から両方を意識していたいんです。そういう意味でも、今回のモデルではマルチカラー(SHW-1504D-7AJF)がお気に入りですね。今後は、高い機能性をきれいなデザインと質感で包み込み、手首をよりきれいに見せるバンドやヘッドのラインを意識してデザインしたいと思います」

西澤氏「私は普段からカジュアルな洋服が好きなんですが、このモデルを始めて着けたときに、オンオフ関係なく使えるな…と思ったんです。コンセプトとしてそのように表現してはきましたが、日常の中で自分の提案は間違ってなかったんだと再確認できた気がします。今後はそういうデザインの背景まで考えながら、お客さまにお伝えしていきたいですね」

稲月氏「個人的には、いま付けているゴールドモデル(SHW-1504GD-7AJF)がフェミニンすぎず好きなんです。女性って、例えばこの時計を付けると自分が輝ける気がするとか、お守り的な持ち物がありますよね。そういう気持ちを、キャンペーンなどで伝えていけたら。また、夏に向けて新しいビジュアルや店頭ディスプレイも制作中です。新しい『輝き』の表現をしているので、そちらも見ていただけると嬉しいですね」

それぞれお気に入りの一本と

女心をくすぐるカラーに遊び心を感じるこだわりのデザイン。女性スタッフたちが作り出すSHEENは、女性の美しさを引き出し、そこはかとない上品さを印象づけてくれること間違いなし。ぜひ店頭で実物をチェックして、お気に入りの一本を探してみてほしい。