また、孫社長はさらなる小セル化のためにAXGP基地局や公衆Wi-Fiの拡充に力を入れてきたと語り、Wi-Fiアクセスポイント数では385万アクセスポイント(2013年3月20日現在)と圧倒的な数を見せつけた。

そこに、更なる一手として打ったのが「ダブルLTE」だ。イー・アクセスの1.7GHz帯とソフトバンクの2.1GHz帯のふたつで、今後確実に増加していくであろうユーザーのデータ通信トラフィックを捌くのだと孫社長。iPhone 5、iPad mini、iPad Retinaディスプレイモデルであれば、ソフトバンクあるいはイー・アクセス双方のトラフィック状況を見て混雑していないネットワークへ自動的に繋がるようになる。

「高速道路に例えるなら、渋滞している1車線の道路が2車線になり快適なLTE」を実現すると語る孫社長。また、時同じくして東京メトロ全線(一部区間除く)で携帯電話が利用可能になったことにも触れ、実は猪瀬東京都知事(当時は副知事)とTwitterでアポイントを取り、数日後実際に意見交換したという裏話も飛び出した。

更なる小セル化を推し進めるという孫社長。ちなみに、写真右は現時点でのWi-Fiアクセススポット数のグラフ。一目瞭然、ソフトバンクは圧倒的な数を誇っている

加えて、イー・アクセスとのタッグによる「ダブルLTE」だ

「ダブルLTE」の恩恵を直接受けられるのは、iPhone 5やiPad mini、iPad Retinaディスプレイモデルだという。ちなみに、池袋駅周辺では既に1.7GHz帯への接続が可能になっているのだそう

より快適なユーザー環境を実現したい。そんな熱い想いをいつも抱いている孫社長の行動力には舌を巻く