それが「小セル化」だ。小セル化によって、ひとつの基地局へアクセスする人数が分散することで"安定して速い"を実現するのだという。2010年3月以降爆発的に基地局数を増やし、2012年3月時点で他携帯通信キャリアの約二倍という19万基地局を実現。それによって、基地局あたりのユーザー数(契約者数÷基地局数)ではNTTドコモが600人、auが350人に対して、何とソフトバンクは150人というトラフィックの分散に成功している。

スマホ全盛の今、通信の主流はもはや音声ではなくデータ、パケットが中心だという

僅か5年でデータ通信量は60倍となり、特に都市部のトラフィックが著しく増加している

そんな急激なトラフィック増加の影響で問題となっているのが「パケ詰まり」だ

そんな状況を打破すべくソフトバンクが打ち出すのは、「小セル化」だと孫社長

小セル化によってトラフィックを分散し快適な通信環境を実現するという

そうした成果が実り、基地局数はNo.1、基地局あたりのユーザー数ももっとも少ない150人という快適さを生み出す土壌を固めたと孫社長